ALPGP55 について
- はじめに
- 動作環境
- インストール/アンインストール
- 操作方法
- 制限事項
- 既知の不具合
- 今後の予定
- 注意事項
- 転載及び著作権について
- サポートについて
- 補足事項
- 更新履歴
- 謝辞
-
最新のバージョンは
ALPGP55 version 0.07
です。
(1999/08/18 Updata)
AL-Mail32 Plugin Service for PGP55(以下 alpgp55 Plugin) は AL-Mail32 より
PGPでの「暗号化/クリア署名/復号化・検証」処理を利用するためのプラグイン
です。鍵の管理などは PGP の機能を利用しています。
このプラグインでは各機能を以下のように処理しています。
- ・暗号化
- メール本文(S-JIS)をiso-2022-jpに
正規化後、暗号化処理します。
- ・クリア署名
- メール本文(S-JIS)をiso-2022-jpに
正規化後、クリア署名処理します。
- ・復号化・署名の検証
- 受取ったメールの表示本文(S-JIS)を
iso-2022-jpに正規化後、復号化・
クリア署名の検証処理します。
- ・公開鍵をPGPキーに追加
- 受取ったメール本文に公開鍵が記述
されている場合、PGPキーに追加します。
- ・PGPキー画面の起動
- PGPキー画面を起動します。
- ・PGP設定(Preference)画面の起動
- PGP設定画面を起動します。
なお alpgp55 Plugin はフリーソフトウェアの扱いです。
-
以下のプログラムが必要です。
-
・alpgp55.dll (プラグイン本体です)
-
・AL-Mail32 version 1.10
-
・PGP ( a, b, c, d, e のどれか。「A.補足事項」を参照 )
-
a) PGP Personal Edition Ver. 5.5.3j 日本語版 (NAI社製)
-
b) 国際版 PGP5.5.3i
-
c) 日本語フリーウェア版 PGP5.5.3iJ 評価版 (KUNI社製)
-
d) 国際版 PGP6.0.2i
-
e) 封印 PGP 5.5.5J
- インストール
- アンインストール
3.1 インストール
- AL-Mail32が起動している場合は、終了させてください。
- almail.exe のあるフォルダに Plugins というフォルダを作成し、
alpgp55.dllをコピーして AL-Mail32を起動します。
(Plugins フォルダが存在する場合は、alpgp55.dllのコピーする
だけでよいです)
- AL-Mail32のメール一覧画面のメニューより、
[ヘルプ] → [プラグイン情報] で
[ALPGP55] が
表示されていれば、インストール完了です。
−−−− 以下 4, 5は PGP の動作条件です −−−−
- PGPトレイが起動していなければ、起動しておいてください。
- PGP設定画面の [email] タブにある「ワードラップの指定」の
チェックは外しておいてください。【重要】
3.2 アンインストール
- AL-Mail32が起動している場合は、終了させてください。
- alpgp55.dll を削除してください。
- AL-Mail32を再起動し、メール一覧画面のメニューより、
[ヘルプ] → [プラグイン情報] で
[ALPGP55] が
表示されていなければ、アンインストール完了です。
- メール一覧 画面
- メール送信 画面
- メールVIEW 画面
4.1 メール一覧 画面
- プラグイン情報
- メール一覧画面の[ヘルプ]メニューより、
[プラグイン情報] - [ALPGP55] を選択。
- alpgp55 Pluginのバージョン情報を表示します。
4.2 メール送信 画面
- 暗号化
- メール送信画面の[メール]メニューより、
[PGP 暗号化] を選択。
- 送信相手の公開鍵を指定。
- メール送信画面に、暗号化された本文が表示されます。
- クリア署名
- メール送信画面の[メール]メニューより、
[PGP クリア署名] を選択。
- パスフレーズ入力画面が表示されるのでパスフレーズ
を入力します。
- メール送信画面に、クリア署名された本文が表示されます。
- PGPキー画面の起動
- メール送信画面の[メール]メニューより、
[PGP キー画面の起動] を選択。
- PGPキー画面を起動します。
- PGP設定(Preference)画面の起動
- メール送信画面の[メール]メニューより、
[PGP 設定(Preference)画面の起動] を選択。
- PGP設定画面を起動します。
4.3 メールVIEW 画面
- 復号化
- メールVIEW画面の[メール]メニューより、
[PGP 復号化・クリア署名の検証] を選択。
- PGP復号化パスフレーズ画面が開きますのでパスフレーズ
を入力します。
- テキストビューア画面に、復号化された内容が表示されます
(iso-2022-jpコードで表示されています)。
- 「クリップボードへコピー」を選択するとメールVIEW画面に
S-JISに変換した本文の内容を表示します。
複号化された本文はメールVIEW 画面に表示するだけで保存はしません。
- クリア署名の検証
- メールVIEW画面の[メール]メニューより、
[PGP 復号化・クリア署名の検証] を選択。
- テキストビューア画面に、PGPクリア署名を含まない本文の内容が
表示されます
(文字化けしているように見えますが
iso-2022-jpで表示されています)。
- b) の画面表示と同時に、PGPログウィンドが開き、
クリア署名の検証結果を表示します。
- テキストビューア画面を[OK]で閉じてください。
また[クリップボードへコピー]を選択した場合は
メールVIEW画面にPGPクリア署名する前の本文をS-JISで表示します。
- 公開鍵をPGPキーに追加
- メールVIEW画面の[メール]メニューより、
[PGP 公開鍵をPGPキーに追加] を選択。
- メール本文に記述されている公開鍵をPGPキーに追加
します。
本文に追加する公開鍵がなければ特にエラーは
表示されません(^^;
- PGPキー画面の起動
- メールVIEW画面の[メール]メニューより、
[PGP キー画面の起動] を選択。
- PGPキー画面を起動します。
- PGP設定(Preference)画面の起動
- メールVIEW画面の[メール]メニューより、
[PGP 設定(Preference)画面の起動] を選択。
- PGP設定画面を起動します。
- AL-Mail32用 PGPプラグインでは、PGP 2.6.3x はサポートしていません。
また、国際版 PGP5.0i では動作しません。
- PGP の設定ファイルへの直接編集機能はサポートしていません。
- 本文の選択範囲のみの暗号化およびクリア署名はサポートしていません。
- 「クリア署名+暗号化」を一度に処理する機能はサポートしていません。
- 暗号化またはクリア署名処理の場合、メールの署名を含めての処理はサ
ポートしていません。
- メール作成画面で、暗号およびクリア署名後のメールサイズが1MBを
超える場合は、メール送信できません。これは AL-Mailの制限事項です。
- Win98 で使用した場合、メール VIEW 画面で PGP でクリア署名されたメール
を表示し、
[メール] の「PGP 複号化・クリア署名の検証」を行うと PGP の
テキストビューア画面が
一番裏で表示され、他のウィンドウを全て最小化する
か、ALT+Tab で最前面に
持ってこないと [OK] で PGP の テキストビューア画面
を閉じることができなくなる。
次の項目につきましては、将来サポートしたいと考えている機能です。
- 暗号化の場合、メール送信画面で入力している From、Cc 欄のアドレスを
PGPにダイレクトで引き渡して処理する。
- 添付ファイルへの暗号化/クリア署名/復号化・クリア署名の検証
- PGP/MIME( RFC2015 )、
セキュリティ・マルチパート( RFC1847 ) への対応
- alpgp55 Plugin はフリーソフトウェアの扱いです。ただし
AL-Mail および PGP本体に関しては、それぞれのソフトの料金体系が存在
しますのでご利用の際は各ソフトの説明を参照して下さい。
- PGP本体に関しては、商用利用できるバージョン(NAI社製)と非商用に限り
フリーで使用てきるバージョン(NAI社製以外)がありますので、ご自身で
利用される形態による PGP のバージョンを取得してください。詳しくは
各ソフトの説明を参照してください。
- 転載について
- 著作権について
9.1 転載について
- alpgp55 Plugin を最配布する場合は、オリジナルのアーカイブの
状態で行ってください。
9.2 著作権について
- alpgp55 Plugin およびドキュメントの所有権、著作権は
有限会社クレアルまたはその供給者が所有します。
- alpgp55 Plugin の逆コンパイル、逆アセンブルなどの
リバースエンジニアリングすることを禁じます。
- alpgp55 Plugin を使用する事でいかなる損害が生じても、
作者は何も保証する義務を負わないこととさせて頂きます。
- alpgp55 Plugin にバグ等の不具合が発見されても、作者は
バージョンアップの責任を負いません。
不具合やご意見、ご要望などありましたら almailサポートML へ
ご連絡くださるようお願いします。
almailサポートML 入会案内: ライセンスコードをお送りたメールに入会方法が記載されています。
- PGP 本体の入手先
- PGP5.5.x の参考資料など
- PGP5.5.x に関係するリソース集
A.1 PGP 本体の入手先
alpgp55.dll の Plugin を動作させるためには PGP 本体のプログラムを
入手しなければなりません。PGP5.5.x は4種類あります。(99/08/18現在)
- PGP Personal Edition Ver. 5.5.3j 日本語版 (NAI社製)
http://www.pgpinternational.com/japan/
http://208.228.229.228/japan/products/r_pgp_personal.asp
- 国際版PGP5.5.3i (メニューなど英語になっています)
http://www.pgpi.com/
http://ac3.aimcom.co.jp/~macpgp/
- PGP日本語フリーウェア版 PGP5.5.3iJ beta (KUNI社製)
http://www.kuni.co.jp/
http://www.kuni.co.jp/pgp/
( INTERNET magazine の付録CD-ROM でも配布されているようです)
- 封印 PGP 5.5.5J (NAI社製、販売はソースネクスト社)
http://www.source.co.jp/
http://www.source.co.jp/products/fuin/
それぞれの種類の入手方法について
A.2 PGP5.5.x の参考資料など
- PGP実践活用ガイド CD-ROM付 (PGP 5.5.3iJ評価版が収録されています)
株式会社クニリサーチインターナショナル 編
B5変 152頁 定価 (本体2000円【税別】) 1998/12
http://www.ohmsha.co.jp/data/books/contents/4-274-06298-8.htm
- 手元に INTERNET magazine 98/10 を持っていらっしゃる方は
P.168〜175 に、インストール画面や操作の解説がありますので
見ておけば参考になると思います(^^)
( 上記の本の記事は NAI社製のPGPの説明のため日本語の説明画面
になっていますが、国際版は英語の説明というだけで画面などは
同じです。KUNI社製につきましては 1. の書籍に、ずばり説明されています )
Version 0.07 (1999/08/18)
- <変更>
・クリップボードにコピーした内容が残るので削除するようにした。
・[プラグイン情報] で表示されるメニューを [プラグイン名 + バージョン] から[プラグイン名] に変更した。
- <その他>
・封印 PGP5.5.5J で動作することを確認した。
・開発環境を WinNT4.0 + SP5 にした。
Version 0.06 (1999/04/06)
- <新規>
・国際版 PGP6.0.2i に対応。
- <変更>
・エラーメッセージの見直し。
- <その他>
・開発環境を WinNT4.0 + SP4 にした。
Version 0.01 Beta 3 (1999/01/25)
- <新規>
・KUNI社製の PGP5.5.3iJ 評価版に対応。
- <変更>
・AL-Mail32 プラグイン仕様 Version 1.10 β7 で再作成。
・「署名」という表現を「クリア署名」に変更した。
Version 0.01 Beta 2 (1998/10/29)
- PGP 暗号化時に 相手の公開鍵を選択する画面で [CANCEL] を
選択された場合、メール送信画面の内容がコード変換された状態
になる不具合を対策した。
- PGP 署名時に パスフレーズを入力する画面で [CANCEL] を選択
された場合、本文の最後に余分なコードが追加される不具合を
対策した。
- PGP5.5.xがインストールされていない場合、AL-Mail起動時に
メッセージを表示するようにした。
Version 0.01 Beta 1 (1998/10/20)
Version 0.01 Alpha 3 (1998/10/12)
- メニュー、エラーメッセージの表示内容の見直し。
- PGP5.5.xがインストールされているか判定するようにした。
(未インストールの場合、alpgp55.dll をロードさせない)
- メール送信画面に「PGPキー画面の起動」メニューを追加した。
- メールVIEW画面に「PGP 設定(Preference)画面の起動」メニュー
を追加した。
- メール送信画面、メールVIEW画面の右クリックで表示される
ポップアップメニューにPGP関連のメニュー追加。
- リソースにバージョン情報を追加。
Version 0.01 α2版 (1998/10/06)
Version 0.01 α 版 (1998/10/02)
- 新規作成
開発環境は以下のシステムで行いました。
- WinNT4.0 + SP3
- VC++ 5.0 + SP3
- PGP Personal Edition Ver. 5.5.3j 日本語版
色々な人との出会いの中で、励ましやグチを聞いてくれたり、また適切な
アドバイスをして頂いたお陰で、このプラグインが出来あがりました。
(まだまだ発展途上のプラグインではありますけど(^^;)
ご協力、ご支援して頂いた皆さんに、この場を借り厚くお礼申し上げます。